たまにしか書かない詩人のように 

詩のようなもの、これらの恥ずかしい日常に。  恐怖に目覚めたら嗤うがいい辛くなったら感性の目覚めを喜べ、羽を手に宿命の鍵を拭け

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赤い円鳥居

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おんなの かちは 金銭で
測るべきではないと いう
ので10億ぐらいだと言う
と なぜか 笑ったりする  
勝ちは価値の多さ だから 
小指の赤いリボンに10億 
書いたが 円 を書きそこね
結んだ小指が手から離れて
円 を欲がる真っ赤な鳥居
宙をとびまわって描く 円

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夜盗の巣 Ⅱ

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今も北の空がたまに光る 
だけど
雨はこない
遠雷の響きと虫の音
夏の盛りの猛暑も
もっとつづく
つくづくつづく
突く突くぼうし 
あれから数時間
雷神は寝た
蝉の抜け殻が夜を更新する
アゲハが蛾になって夜を煽る
雛が落としたトンボを蟻が解体し
巣に運ぶため雨はこなかった

私は殺す 美しさのために

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私は殺す
美しさのために
見よ!飛び散る鮮血を
聞けよ断末魔の雄叫びを
私は殺す
美しさを見るために
熱射に焼ける路傍の地蔵を
日輪に焼けた青草の熱を
人をいのちを天を地を
それらいっさいを
私は殺す
美しさを見るために
私は
整った直線 曲りくねった業火
美しいものは寡黙に去り
見たものだけが美しいという 

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